音を大きくすれば、聞こえるわけではない話。

最近、街中でイルミネーションやサンタさんを見かけ、クリスマスを実感しています。
皆さんは、クリスマスらしさを感じるものを見ましたか?🎅

寒い時期にご来店のお客様には、温かいお茶をお出ししております。暖かい店内とお茶でゆっくり体を温めていただけたらと思います。

「声が割れて聞こえるんだけど、補聴器故障してないかしら?」とご持参された方がいらっしゃいました。
店内にてクリーニングと特性測定を行いました。特性測定は補聴器から出る音の大きさを測る装置で、前回の結果と比べ、変わったところがないか確認します。
特性を測ったところ、前回と変わりがなく、補聴器の故障ではない事が分かりました。
補聴器の調整で音を抑え、お客様に聞いてもらいました。
「割れて聞こえない。聞きやすくなった」と喜んでいらっしゃいました。

◎今回のポイント

「声が割れて聞こえる」「声が響く」など、補聴器を使うとそのように感じる方がいらっしゃいます。しかし、ここで諦めないでください。今回のように補聴器の調整で改善するケースや他の対処法もあります。

1.補聴器の調整で改善するケース
今回のケースも調整で改善しました。補聴器は細かい調整ができるので、不便を感じていることも調整で改善することが多いです。お客様の中には、「もっと早く来ればよかった。」とおっしゃる方もいます。

補聴器の調整は、音を大きくしたり、小さくする以外にも様々なことができます。
・低音域、中音域、高音域、各音域ごとに音の設定ができます。
・大きな音だけを小さくしたり、小さい音だけを大きくしたり、周りの音の大きさに対して、どのように音を処理するか細かく調整できます。
・騒音抑制、衝撃音抑制、残響抑制など、特定の音を抑えることができます。
・前後左右、聞きたい方向を選ぶことができます。

調整は色々なことができるため、補聴器を調整する人によって、聞こえ方が変わることがあります。同じ補聴器でも、調整が違うと聞こえ方も違うということです。そこで、適切な調整ができる人が分かるよう「認定補聴器技能者」という資格があります。「認定補聴器技能者」は4年かけて調整に関する知識や技術を身につけます。調整で失敗したくない方は、ぜひ認定補聴器技能者が在籍するお店へお越しください。
タスク補聴器は全6店舗に認定補聴器技能者が在籍しております。いつでもお気軽にご相談ください。

2.周りの人に協力してもらい改善するケース
補聴器を調整しても声が割れる場合は、周りの人たちの声が大きい可能性があります。補聴器は普通の話し声を聞こえやすくするよう設定しますので、補聴器をつけた状態で大きな声でお話しすると、今よりも大きな音になり、声が割れている可能性があります。

補聴器を試したいという人には、必ず周りの方に普通の声で話すように伝えております。普通の声で聞こえない場合は、補聴器を調整して音を合わせますので、大きな声で話すのは控えてください。

~まとめ~

難聴に対して音を大きくすれば問題が解決するわけではありません。音が大きいことで返って聞こえにくいことがあります。しかし、割れるや響くで音を下げてしまうと、今度は音が小さくて聞こえにくくなります。
わたしたち認定補聴器技能者は、そのちょうど快適に聞こえる音の大きさに補聴器を調整します。
これから補聴器を考えている方、今お使いの補聴器にご不満がある方、しばらく補聴器を使っていない方、タスク補聴器はどなたでも歓迎いたしております。
ご来店予約は、電話またはホームページから承っております。
また、予約なしで来店いただいても対応いたします(混雑状況により待ち時間が発生する場合がございます)
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

認定補聴器専門店 タスク補聴器

補聴器の調整を変えると世界が変わる。

こんにちは。寒暖差が激しい日が続いております。朝・夜の冷え込みで風邪をひかないようお気をつけください。

「聞こえがとても悪い」と不安そうな表情で来店された方がいらっしゃいました。
現在使っている補聴器の見た目は、とても綺麗で耳アカが詰まっている様子は見受けられなかったです。
そこで、聞こえにくい原因を突き止めるため、2つの測定をしました。

1つ目は特性測定。補聴器から出ている音を測定する機械を用いて測ります。前回の特性測定結果と比べ、変化している所があるかを確認します。今回は特性には異常が見られなかったです。

2つ目は聴力測定。ご使用者様の聴力が変動しているか測ります。こちらが前回に比べ、小さい音が聞こえにくい結果が出ていました。

補聴器を今よりも大きな音が出る調整をいたしました。店内にて実際に補聴器をお使いいただくと、「車の音も家族の声もよく聞こえる。また困ったら、すぐ来るからね。」と喜んでいらっしゃいました。
私もとても嬉しい気持ちになりました。

【今回のポイント】

補聴器は聴力が変動しても対応します。音を小さくすることも、大きくすることもできます。

上の画像は、補聴器の形、付けた時の写真、そして、適応する難聴レベルが記載されています。この補聴器は耳にかけて使う耳かけ型の一種です。耳かけ型の中では小さい補聴器で、付けた時の写真を見ると補聴器が隠れています。
小さい補聴器でも、難聴の始まりである軽度難聴から聴覚障害者手帳が出る高度・重度難聴まで対応しているので、聴力が変わっても同じ補聴器が使えますのでご安心ください。

また、補聴器を快適にお使いいただくために、定期点検をお勧めしております。
定期点検では、補聴器のクリーニング、特性測定、聴力測定をいたします。
測定結果はお店で保管されます。初来店時や前回の結果を見比べることができます。
認定補聴器技能者が補聴器の状態や測定結果を診て、最適な処置(クリーニングや調整)をします。
今回は調整することで補聴器を快適な状態へ戻すことができました。

タスク補聴器では、他のお店で購入された補聴器(取り扱いメーカーに限る)も点検します。
近くに引っ越して来た方、補聴器をまた使おうと考えている方など、
お気軽にご来店ください。

補聴器をご検討中の方、話を聞きたいだけという方も歓迎いたしております。
日時によってはお待たせしてしまうことがございますので、ホームページでの来店予約、または、お店へ電話にて予約することをお勧めいたしております。

皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

認定補聴器専門店 タスク補聴器

補聴器の音が出ないとお困りの方へ

こんばんは。
急に気温が下がり、冬が一気に近づいた気がします。
皆さま、体調にはくれぐれもお気をつけください。

タスク補聴器では、ご来店いただいた方に寒さ対策として、店内を暖房で暖め、温かいお茶を提供しております。ご来店の際は、ゆっくり温まってください。

先日「補聴器の電池を新しくしても音が出ない」とお困りの様子でした。
使っている方にとっては、補聴器の音が出ないのは死活問題です。
早速補聴器をお預かりし点検することにしました。

すると、補聴器の音口(音の出口)に耳アカがたまっていました。補聴器専用吸引器とアルコールタオルで耳アカを全て除去し、お客様に補聴器をつけてもらいました。

「とてもよく聞こえる!」と満面の笑みを浮かべ、喜んでいらっしゃいました。
耳アカやホコリがたまると、補聴器から音が出なくなることがありますとご説明し、定期的な点検をお勧めしました。

{今回のポイント}

補聴器から音が出なくなる原因は色々ありますが、多くの方が経験するのが耳アカがたまることで音が出なくなることです。

赤い丸印が音口(音の出口)です。補聴器を使っているとここに耳アカがたまります。
なぜ、耳アカがたまるのでしょうか?
耳の中は、耳アカやホコリを外に出そうと働いています。ただ、補聴器を使っているとその働きを止めてしまい、結果として音口部分に耳アカがたまってしまいます。そして、耳アカが壁になり、補聴器から出る音をふさいでしまうのです。

耳アカの量(多い・少ない)や質(湿気を多く含んでいる・乾いてパサパサしている)により、耳アカの壁になりやすい人、なりにくい人がいます。
タスク補聴器では、定期的に点検することで、補聴器を使っている人にとって最適な点検日をお知らせしております。店内での5分ほどのクリーニングで耳アカを除去することができますので、皆さま定期点検にぜひお越しください。

また、耳アカがたまると音が出なくなる以外にも怖いことがあります。
それは、、、「故障」です。
補聴器内部に耳アカが入ってしまうと故障の原因になってしまいます。音口(音の出口)から補聴器内部まで短い耳あな型は耳アカの侵入を防ぐチップがついています。

耳あな型の音口部分の写真です。緑色の部分がチップになります。このチップを定期的に交換することで耳アカやホコリの侵入を防ぎます。
タスク補聴器では、ご来店のお客様には耳アカ侵入防止チップの無料お取替えをいたしております。使っている補聴器で気になることがある方はお気軽にお越しください。

ホームページと電話にてご来店予約を承っております。直接お店へ足を運んで頂いても問題はございません。ただし、店内の混雑状況によってはお待たせしてしまうかもしれませんので、ご予約されてからのご来店をお勧めいたしております。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

認定補聴器専門店 タスク補聴器