認定補聴器専門店でできること

9月が始まりましたが、残暑が厳しいですね。
しばらくは熱中症に気を付けましょう!

補聴器を買うお店というのは、とても大切です。

お店選びを間違えると、補聴器で失敗してしまいます。

そこで、安心して補聴器を買えるお店「認定補聴器専門店」という資格があります。

認定補聴器専門店は、補聴器のスペシャリストである「認定補聴器技能者」がいます。

設備も充実しており、使う人の聞こえに合っているか店内で確認ができます。

今回は、認定補聴器専門店タスク補聴器にある設備についてご紹介します。

①防音室(測定室)

周りの音を遮断するので、環境に左右されない正しいデータを測ることができます。

ここで測ったデータを基に補聴器を音を決めたり、

補聴器が効果あるのか測ったりもします。

②特性装置

補聴器から出ている音を測定する機械です。

例えば、補聴器を使っていても最近聞こえにくくなった。という方がいらっしゃったとします。

その場合、聞こえにくいの原因がどこにあるのか調べる必要があります。

原因は大きく分けて2つです。

1.補聴器の故障
2.使っている人の聴力低下

認定補聴器専門店では、特性装置と防音室での聴力測定で原因を見極めることができます。

原因を知ることで正しい対処にも繋がるので、店内の設備は重要です。

③補聴器修正器具


耳の形に合わせ作製するオーダーメイド補聴器やイヤモールドの形を修正する時に使う道具です。

オーダーメイドといえど、一度で合わないこともあります。

その時には店内にて形の修正をすることができます。

「長時間付けていると痛い」「かゆくなる」「自分の声が大きい」など、そのような訴えに対応できます。

また、メーカーでは修正を無料で行う期間があるので、オーダーメイドに対する保証は充実しておりますので、ご安心ください。

④補聴器のクリーニング機器


お店では専用機器を使用し、補聴器の故障原因となる水気を取り除いています。

購入されて点検に来ない方と定期的に点検で来る方では、故障頻度に差があります。

お家でできるお手入れもありますが、認定補聴器専門店では、細部までクリーニングいたします。

補聴器は、購入した後が大切な商品です。アフターフォローをしっかり見てくれるお店を選ぶのもポイントです。

◎まとめ

お客様から「ここまで補聴器の面倒を見てくれるのね。」と驚かれる事があります。

認定補聴器専門店は、細かいところまで点検いたします。

細かい点検には、設備の充実が必要不可欠です。

補聴器を考えている方、周りで聞こえに困っている方がいましたら、是非認定補聴器専門店へご相談ください。

タスク補聴器では、ご相談から試聴まで一切お金はかかりません。

皆さまの生活が補聴器を通してより良いものになればと思っております。

まずは、お気軽にご来店ください。

ホームページまたは電話にてご来店の予約を承っております。
・ご予約ページはこちらからできます

お待たせしないでご案内いたします。

皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

認定補聴器専門店 タスク補聴器

【解説】補聴器はどうして「うるさい」と感じるのか

補聴器を使ったことがある人が「うるさい」と言ってた。調べると「補聴器 うるさい」と出てきたなど、ご相談でいらした方に補聴器の印象をお伺いすると、「うるさい」と回答される方が多いです。

しかし、補聴器から出ている音は決して大きくないです。

管理医療機器である補聴器は、耳の健康を損なう音は出ません。安心して使えるのも補聴器の良さです。

では、なぜ「うるさい」という印象があるのか解説します。

●「うるさい」の原因とは・・・

実は脳が関係してます。

正常な聞こえと難聴だと、音による刺激量が違います。そして、脳は音の刺激が少ない状態に慣れて「難聴の脳」になってしまいます。

この状態で補聴器を使うと、刺激量が急激に増えるため、脳が驚いてしまい「うるさい」と感じます。

そのため、初めて補聴器を使うほとんどの方が、はじめは「うるさい」と感じています。

●「うるさい」をなくすことができる!?

補聴器を使うことで「うるさい」と感じて、そこで補聴器を諦めてしまうのはもったいないです。

この「うるさい」はなくすことができます。

①脳を変えるトレーニングをする

 脳のトレーニングって何?と疑問を持った方もいるのではないでしょうか。

 しかし、この脳のトレーニングは補聴器を快適に使うためには、大切なことです。

 特別なことはありません。

 補聴器を付けて色々な音を聞いてみてください。音に慣れることが大切です。

 刺激が減ったことで「難聴の脳」になったのなら、刺激を増やすことで「正常な聞こえの脳」に近付けましょう。

 正直なところ、はじめは辛いと思います。しかし、使う時間が長くなるにつれ、快適な聞こえに変わります。

②補聴器の調整をする

 音に慣れるトレーニングをしても、「うるさい」と感じる音がある場合は、補聴器の調整をしましょう。

 単純に音を下げるのではなく、使う人の聞こえに合わせ、一部の音域だけ調整します。

 音の調整だけでなく、耳の中に入れる部品にも種類があり、違う部品に変えるだけで聞こえ方は変化します。

 音の調整や部品など、補聴器に詳しいお店でご相談するのがベストです。

●脳のトレーニングで大切なこと

できる限り補聴器を長い時間使うことが大切です。朝起きてから寝るまでの間、補聴器を使ってみてください。

使う時間が短いと1年経っても「うるさい」と感じてしまう事もあります。

一度脳のトレーニングをして、「うるさい」を克服した人でも、長期間補聴器を使わないとまた「うるさい」と感じてしまいます。

常に補聴器を使い続けることが脳のトレーニングで欠かせないことです。

※入浴時や体調がすぐれない時は補聴器を外してください。

●まとめ

「補聴器をつけるとうるさい」はなくすことができます。

はじめは「うるさい」と不快に感じますが、聞こえに合わせて調整された補聴器でしっかりトレーニングを続ければ、脳は変化していきます。

ただし、すべての音に慣れていくわけではありません。

慣れない音に関しては、おっしゃってください。伝える事で、より細かい調整ができ、使う人の聞こえに合った補聴器に変わっていきます。

タスク補聴器では、補聴器のご相談を承っています。

・うるさくて補聴器を諦めた方
・価格を抑えて補聴器を購入したい方
・使わなくなった補聴器をみてほしい方などなど

補聴器でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

認定補聴器専門店のタスク補聴器は、全店に認定補聴器技能者がいるので、安心してご相談いただけます。

ホームページまたは電話にてご予約を承っております。

予約なしでもご来店いただけます。

皆さまのご来店を心よりお待ちしております

認定補聴器専門店 タスク補聴器

補聴器の構造を知ると、もっと楽しくなります!

11月の3連休は天候に恵まれ、まさかの夏日予報ですね。
気温が大きく変わりますので、皆さま体調にはお気を付けください。

皆さまは補聴器の構造についてご存知でしょうか。
初めて補聴器を検討されている方、毎日補聴器を使っている方など、
たくさんの人がいらっしゃると思いますが、意外と補聴器の構造について知っている人は少ないです。
今日はより深く補聴器を知ってもらうため、補聴器の構造についてお話します。

☆補聴器は基礎は3つの部品でできている


補聴器はどの形でも、「マイク」「アンプ」「レシーバー」が必ずあります。
そして、それぞれの部品には役割があります。
①マイク 周りの声や音を拾い集めます。

②アンプ マイクが拾った音を大きくします。

③レシーバー アンプで大きくした音を耳に届けます。

3つの部品が動くことで、補聴器の音を大きくする機能がはたらきます。
なので、この3つは補聴器にとって基礎になる部分なのです。

☆マイクの位置を確認してみましょう
アンプやレシーバーは補聴器内部に隠れていますが、マイクは外の音を拾うため、外見からでも分かりやすい場所にあります。補聴器には、「ポケット型」「耳あな型」「耳かけ型」と大きく分けて3つの形があるので、今回はその3つの形のマイク位置を写真で確認してみましょう。

~ポケット型~

赤く丸印がついている部分がマイク(音を拾う部品)です。写真では分かりにくいかもしれませんが、ここに縦長の穴があり、そこで音を拾っています。マイク部分を指で触れるとガサゴソ大きな音が入るので、マイクの位置に注意して補聴器を取り扱うとより快適に使えます。

~耳あな型~

こちらは標準サイズの耳あな型でマイクが2つ付いています。大きさによっては、マイクが1つのものあります。では、耳に付けた状態だとマイクがどこにあるか見てみましょう。

耳あな型の場合は、耳本来と同じ位置で音を集めるので自然な聞こえに近いです。さきほどのポケット型のようにマイク部分を指で触れることもないです。

~耳かけ型~

耳かけ型は補聴器の大きさに関係なく、上の突起物(ボタン)の裏側がマイクになっています。では、この突起物が耳にかけた時どの位置に来るのか確認してみましょう。

耳の後ろ側にマイクがきている事が分かります。なので、耳かけ型を使う人は、帽子を被ったり、髪の毛を耳にかけたりする際、雑音が発生しやすいと言われています。

マイクの位置を知る事で、補聴器がより快適に使えます。
例えば、ポケット型はマイク部分とイヤホン(耳に入れる部品)が離れているので、マイク部分を聞きたい声やテレビに近付けるとよく聞こえると言われています。
また、マイクは大切な部品なので外から見えていても、マイク本体に傷が付かないようフィルターがありますので、ご安心してお使いいただけます。

☆レシーバーが外に出ている耳かけ型

アンプやレシーバーは補聴器内部に隠れているという話でしたが、耳かけ型の一部はレシーバーが外に出ている製品もあります。

RIC(Receiver In the Canal)タイプと呼ばれるものです。丸印部分がレシーバーです。レシーバーを補聴器本体から出す事で小型化に成功したのがRICタイプです。隣の耳の写真は、RICタイプを付けている状態です。補聴器を使っていることを周囲に知られたくないという人から人気の商品です。

☆まとめ

今回は補聴器の構造の基礎となる部分を話しました。手元に補聴器がある方はぜひマイク部分を探してみてください。また、マイクを覆うフィルターは使っていると剥がれることもあります。タスク補聴器では、マイクフィルターの交換も承っていますのでお気軽にお申し付けください。

タスク補聴器では、電話とホームページでの来店予約ができます。
電話予約では、時間に空きがあれば当日での予約も承っています。営業時間内のみ電話受付をしておりますので、時間にはお気を付けください。
ホームページでの予約は24時間承っていますが、お返事にお時間をいただく場合がございますので、ご了承いただけたらと思います。
ホームページの予約をご希望される方は、こちらをクリックしてください。

認定補聴器専門店 タスク補聴器

専門店には、一人で行ってもいいの?人数制限は?

認定補聴器専門店と聞くと、敷居が高い印象を持たれる人がいます。
タスク補聴器は、聞こえでお悩みの方、周りの方々、どなた様も歓迎いたしております。
補聴器について気になる事がある人は、お気軽にご相談ください。

では、実際タスク補聴器へ足を運んでみたいと思われた方へ
お店には一人で行っていいの?人数制限があるのではないか?
結論から言うと、タスク補聴器は人数制限は特にありません。
おひとり様も、ご家族やご友人の方と一緒にご来店される方もいらっしゃいます。
相談スペースはお客様ごと区切っていますので、安心してご相談いただけます。

今回は、おひとり様、複数人でご来店された方、それぞれに安心して頂けるポイントを紹介します。

☆ひとりでも安心して頂けるポイント

・補聴器や聞こえについてのパンプレット・資料をご用意しております。
 パンフレットには、補聴器の種類や価格などが書かれています。
 また、「認知症と難聴」について書いてある資料もございます。

・時間をかけて懇切丁寧な説明を心がけております。
 補聴器や聞こえは、大変奥深いもので、専門用語も多くあります。
 タスク補聴器では、パンフレットと一緒に分かりやすい説明を心がけております。
 時間のことは気にせず、ご不明点などございましたら、その都度おっしゃってください。

・店内で測定した結果は、お持ち帰りいただけます。
 補聴器の効果測定や言葉の聞き取りテストなど、タスク補聴器では、多くの測定ができます。
 ご希望の方には、測定結果のコピーをお渡ししております。
 測定結果については、店内にて説明いたします。

☆複数人でも安心して頂けるポイント

・全店に大型モニターを設置しております。
 パンフレットや測定結果は小さいため、複数人の場合、見えにくい可能性があります。
 タスク補聴器では、大型モニターに映し出すことができます。
 今何を説明しているかご来店された皆様が把握することができます。

・お店の近くに駐車場がございます。
 車でご来店される方も多くいらっしゃいます。
 タスク補聴器は全店舗近くに駐車場がございます。
 来店しやすい交通手段でお気軽にお越しください。

◎ご家族や周りの方から補聴器を勧められた方へ

ご来店される際は、ぜひ、ご家族や周りの方とご来店ください。
ご本人と周りの方では、聞こえで困っていることが異なることもあります。
補聴器で、ご本人、周りの方、両者ご満足いただけることを目標としております。
ぜひ、一緒にご来店いただき、補聴器の効果を感じてもらえればと思います。
また、ご来店予約は、ご本人以外の方でも予約できます。
様々な事情があると思いますので、代理の方からの予約も承っています。

ここで、ご一緒に来店していただくメリットを紹介します。

・聞こえで困っていることを共有できます。
 周りの音や声の聞こえ方は、本人にしかわかりません。
 ですから、困っていることも、本人にしかわかりません。
 困っていることを共有することで、お互い気を付けるポイントが見えてくることもあります。

・その場で言葉の聞き取り、違いを体験できます。
 スタッフはどなたでも聞き取りやすい話し方で接しております。
 そのため、会話でお困りの方の場合、店内では効果をあまり感じない方もいらっしゃいます。
 ご一緒に来店いただきますと、店内でも効果を実感しやすいです。

まとめ

タスク補聴器には、人数制限はありません。
補聴器にご興味がある方、話を聞きたい方、試してみたい方、
どなた様も歓迎いたしております。
ぜひ、お気軽にタスク補聴器へお越しください。

認定補聴器専門店 タスク補聴器

難聴や聞こえにくいと感じる方へ

みなさんは、自分や周りの方の補聴器を検討する前に、どこからが難聴の始まりなのか考えたことはありますか?
「聞き返しが増えた。」「反応できない事がある。」など、人それぞれ難聴を疑う原因はあると思います。
今回は、難聴についてお話します。

1.難聴とは

難聴について調べると、「音が聞こえにくくなったり、まったく聞こえなくなったりする症状。」と出てきます。
健聴者(健康的な聞こえの人)でも、環境によっては、聞こえにくいと感じる事があると思います。
ただ、それだけでは難聴には当てはまりません。
健聴(健康的な聞こえ)と難聴の違いはどこにあるのでしょうか…

2.健聴と難聴の違い

健聴か難聴を判断するのは、「聴力」です。耳鼻咽喉科医が「聴力レベル」を見て判断します。
聴力レベルは、㏈(デシベル)で表記され、人が聞こえ始める音の大きさを表しています。
自分の聴力レベルを知るためには、聴力検査が必要です。
健康診断の聴力検査は、2つの音の高さで測りますが、病院等では7つの音の高さで測り、正確な聴力レベルを調べることができます。
聴力レベルの値によって、健聴か難聴または、どの程度の難聴か分かります。

3.聴力レベルの値


上の表は、聴力レベル別聞こえの程度を表したものになります。
25㏈以上は、難聴ということになります。
そして、難聴は4つ(軽度/中度/高度/重度)分かれており、聞こえ方にも特徴があります。

・軽度難聴
 小さな声の会話を聞き取れなかったり、聞き間違えたりする。
・中度難聴
 普通の大きさの声の会話を聞き取れなかったり、聞き間違えたりする。
・高度難聴
 大きな声の会話でも聞き取りにくい。
・重度難聴
 かなり大きな声でも聞き取りにくい。

ヒソヒソ話が聞こえにくい方は、軽度難聴。
会話で聞き返しが増えた方は、中度難聴など、
日常生活で、不便に感じることからも、どの程度の難聴なのか推測することができます。

4.補聴器はいつから始めるのがいいのか

WHO(世界保健機関)では、聴力レベルが40㏈以上の場合、補聴器の常時装用を推奨しています。
つまり、中度難聴から補聴器を常に使いましょうというわけです。
・会話で聞き返したり、聞き間違えが増えてきたと感じる方
・テレビの音量が大きいと言われることがある方 など
上2つの経験がある方は、補聴器の検討または、お医者さんや補聴器専門店で相談することを勧めます。

また、軽度難聴の場合、お医者さんと相談した上で、補聴器の使用を推奨しています。
聴力によっては、聴力レベルは低くても聞こえで困っている人がいます。

聞こえにくいと感じたら、耳鼻咽喉科または、補聴器専門店へご相談ください。

5.難聴と認知症の関係

聞こえにくいことで、脳に影響を与えることをご存知でしたか。
2015年に厚生労働省は、「難聴が認知症の危険因子の1つである。」と発表しました。
難聴になると、人との会話を避ける傾向にあり、脳への情報量も減少します。
耳から脳へ伝わる情報量の減少が、認知症の発症や進行に影響すると考えられています。

一方で、2017年第29回アルツハイマー病会議では、「予防できる要因の中で、難聴が認知症の最も大きな危険因子である。」と発表しました。
補聴器を使い、積極的に人との会話をすることで、脳に伝わる情報量が保たれます。
そのことが、認知症予防につながる可能性があります。
(必ず認知症を予防できるわけではありません。)

6.総括

難聴と健聴の違いは、聴力レベルの値でした。
聴力レベルを知るためには、耳鼻咽喉科で聴力検査が必要です。
補聴器に興味がある方は、お医者さんに補聴器の相談をすることをお勧めします。

そして、補聴器を検討される方は、認定補聴器専門店をご利用ください。
補聴器に関する専門的な知識・技術を持っている認定補聴器技能者という資格を持っている販売員がいます。
補聴器は、同じ機種を使っていても、音の調整で良し悪しが分かれます。
認定補聴器技能者は、4年間補聴器について学び、試験を通過した者だけに与えられる資格です。
確かな調整技術を持った販売員という安心の証でもあります。

タスク補聴器では、全6店舗に認定補聴器技能者が在籍しております。
難聴、聞こえの仕組みなど、補聴器以外のこともお答えいたします。
お気軽にご相談ください。

認定補聴器専門店 タスク補聴器

どうして、補聴器は高いの?-補聴器の価格-

補聴器について調べたり、話を聞くと抱く大きな疑問。
「どうして、補聴器は高いの?」
今回はその疑問にお答えします。

●そもそも、補聴器の価格はどれくらい?

補聴器の価格はざっくり言うと、5万円~50万円と開きがあります。
これは、片耳1台分の価格なので、両耳の場合は、もう1台分かかります。

●価格の差とは?

補聴器価格の違いは、ズバリ性能の違いです。
メーカーや形によって、価格が変わりますが、大きな要因は性能です。
補聴器の場合、見た目が全く同じものでも、性能により、価格が異なります。

●性能の違いとは?

性能の違いが大きく出るのが、騒がしい場所だといわれています。
街中や電車内など、周囲の人や雑音が多い場所で、聞き取りやすいのが「性能が良い補聴器=価格が高い補聴器」です。
ただ、ここで注意する点は、高いのを買ったから必ずしも良いというわけではないということです。
補聴器は、使い始めて慣れるまで時間のかかるものです。
なので、使い始めは細かくお店へ通い、点検と調整を繰り返します。
慣れたあとも、定期的にお店へ通う事が、自分にあった補聴器に出会える方法です。

●補聴器の価格①
~補聴器本体にかかる価格~

補聴器には、小さい部品が多く使われています。

写真は、リオネット補聴器から出ている最小オーダーメイド補聴器です。
ボディカラーが透明のため、中の部品がよく見えます。
補聴器には、音を拾う部分/拾った音を処理する部分/音を出す部分と大きく分けて3つの役割があります。
そのため、いくつもの部品が入っているのです。

部品代がそのまま補聴器本体の価格に反映されています。

●補聴器の価格②
~補聴器調整にかかる価格~

調整とは、補聴器から出る音を聞こえやすい音へ変えることです。
聴力、音の感じ方、使用環境、耳の状態など、人それぞれ違います。
人それぞれ違うということは、補聴器の調整もそれぞれ違います!
そして、また補聴器を使っていく内に聴力や環境が変わることもあります。
聞こえに対応するため、補聴器の価格に調整料が含まれています。
お店によっては、別途調整料が発生する場合もございます。

タスク補聴器では、調整・クリーニングは永久に無料です。
少しでも気になる事がある方は、お気軽にご来店ください。

●まとめ

補聴器の価格には、補聴器本体と調整料、2つの要素がありました。
それでも、やはり補聴器は高いと感じると思います。
国や市区町村では、独自に助成制度を行っているところがあります。
東京23区での助成制度をまとめた下記の記事も参考にしてください。

ご利用できる方は、是非ご活用してください。
助成制度について詳しく聞きたい方は、お気軽にタスク補聴器へお問合せください。
ホームページ・電話、どちらからでも受け付けております。
こちらからお問合せフォームへ移動できます。

認定補聴器専門店 タスク補聴器

どうして補聴器をつけた方がいいの?

補聴器を考える前に、どうして補聴器をつけた方がいいのか、考えたことはありますか?
私たちも聞こえでお困りの方には、補聴器がいいとおすすめしてきました。
では、補聴器をしないリスクとはなんでしょう。
今回は、難聴者の方に起こりうるリスクについて、ご説明いたします。

①難聴と認知症

2015年厚生労働省が公表した「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」にて、難聴が認知症の危険因子の一つとして、挙げられました。
認知症の原因に難聴が直接関わっているわけではありません。
会話の相手に何度も聞き返すことをためらい、会話そのものに消極的になった結果、認知症のリスクが上がると考えられています。
なので、難聴は認知機能低下の危険因子のうち、予防可能な危険因子に選ばれています。
海外の研究では、補聴器をつけることで、記憶力の低下の度合いが変化することがわかっています。

②難聴と転倒

アメリカの健康調査結果では、40歳から69歳において、難聴が悪化するごとに転倒のリスクが1.4倍高いことがわかりました。
正常な聴力の人と比べて、中等度難聴(普通の会話を聞き返すくらいの聴力)の人は、約4倍転びやすいのです。
聞こえというのは、体のバランスにも関係しています。
音が入ることで、周囲の状況や位置の情報が分かり、体が安定します。

③難聴とうつ

アメリカで70歳以上の方を対象に自覚的難聴と抑うつについて調べました。
その結果、難聴があると抑うつが起こりやすいことが分かりました。
また、正常な聴力の人、補聴器をつけている人、補聴器をつけていない人を対象に、過去2週間抑うつ症状を感じた割合を調査した結果、正常な聴力の人と補聴器をつけている人は、ほぼ同じ割合でした。
しかし、補聴器をつけていない人では、4割近く抑うつを感じることが多いという結果が出ました。

④難聴と交通事故

カナダで、5年間に起きた交通事故と聴力の関係を調査した結果、聞こえにくい方ほど、事故を起こしやすいことがわかりました。
運転には、目からの情報だけでなく、耳から入る音の情報も大切です。

まとめ

聞こえにくいというのは、音の情報が減ることでもあります。
音の情報が減ることで、知らない内に、多くの危険が増えています。
今回挙げたリスクは、補聴器をすることで予防ができます。
補聴器は、人との会話を円滑にするのはもちろん、周りの音も届けます。
たとえば、車や自転車の走行音、踏切が切り替わる音など…
危険をお知らせする音を聞くのは、とても重要です。
ぜひ、難聴のリスクという観点からも補聴器を考えてみてください。