台風などの自然災害に補聴器はどう備えるか
台風10号が勢力を拡大しながら、ゆっくりと近付いています。台風から離れた地域でも大雨の被害が出るなど、自然災害はいつどこで起こるか分かりません。
みなさんは、自然災害に備えていることはありますか?
難聴の方にとって、補聴器は大切なものです。
天候などの警戒情報や自治体の避難情報は、音声で知らせることもあります。
重要な情報を聞き逃さないためにも、補聴器は欠かせません。
そこで、補聴器を使っている方におすすめなのが、防災リュックに予備の補聴器を入れることです。
今回は予備の補聴器と充電式補聴器の注意事項について説明します。
◎予備に適した補聴器とは
①いつも使っている補聴器と同じもの
(メリット)
・使い勝手がわかっている
・聞こえてくる音に違和感がない
・安心して使える
(デメリット)
・電池交換が頻繁にあるので、予備の電池を一定数入れる必要がある
・小型なのでリュックから取り出しづらい
いつも使っている補聴器での良い点は、安心して使えるというところです。
災害発生時は、どうしても不安な気持ちが大きくなるので、いつも使っている物を使うというのは安心します。
ただ、補聴器のほとんどが補聴器専用の電池で動くため、予備の電池を持っておく必要があります。
補聴器だけ持っていても使えないので、電池もセットで入れましょう。
②ポケット型補聴器
(メリット)
・乾電池1本で2ヵ月近く使える
・電源やボリューム調節が見ながら操作できる
(デメリット)
・いつも使っている補聴器と聞こえ方が違う
・大きいので目立ってしまう
ポケット型補聴器の良いところは、乾電池1本で長く使えることです。
乾電池だと、懐中電灯など他の物でも利用するので、防災リュックの中に入っていると思います。
防災リュックの荷物を軽くすることもできます。
この機会に予備の補聴器について考えてみてください。
補聴器を購入しても調整しないと聞こえにくいので、予備の補聴器もしっかり調整する必要があります。
なので、きちんと使える補聴器にするためにも、早めのご相談をおすすめします。
◎充電式補聴器の注意事項
ここ最近増えているのが充電式補聴器です。電池交換しなくていいと大変便利なものです。
しかし、停電した場合、補聴器が充電できないので注意が必要です。
最近では蓄電機能がある充電器も出てきましたが、充電できる回数には限界があります。
また、移動する際も充電器やコンセントを一緒に持ち歩く必要があり、荷物がかさばりやすいです。
なので、防災リュックにいれる予備の補聴器としてはあまり適さないです。
◎まとめ
すでに九州・沖縄地方で猛威を振るっている台風10号ですが、今後本州を通過する予想が出ています。
災害が発生する前に、必要なものは何か考えてみてください。
予備の補聴器をご希望される方は、お気軽にタスク補聴器へご相談ください。
ポケット型を試せますので、実際手に取り非常時に使えるかどうか確認してみてください。
タスク補聴器ではご来店の予約をホームページ、店頭への電話にて承っております。
(台風接近時は臨時閉店する場合がございます。ご了承ください。)
皆さまのご来店を心よりお待ちしております
認定補聴器専門店 タスク補聴器