補聴器店で行う聴力測定とは?
自分の聴力を知りたい時に行く場所として思い浮かぶのは「耳鼻咽喉科」という方がほとんどです。耳・聞こえに詳しいお医者さんに診てもらうのが一番です。
では、どうして補聴器店にも聴力を測る機械があると思いますか?
実は、耳鼻咽喉科とは異なる理由で、補聴器店は聴力を測ります。
それは「補聴器から出す音を決めるため」です。
聴力と補聴器は密接に関係していて、詳しい聴力を知らないと、補聴器の細かい調整(フィッティング)はできません。また、聴力が曖昧なまま補聴器を使うと、「うるさい」や「聞こえない」と補聴器を使ってもいまいち効果が得られない状態になってしまいます。
そのため、補聴器店で正確に聴力を測ることは、補聴器を使う上ではとても重要です。
ただし、補聴器販売店全てに聴力を測る機械があるわけではありません。補聴器を販売する上で、聴力を測る機械の設置は義務化されていません。そこで、聴力を測ることができるお店が分かる資格があります。
「認定補聴器専門店」です。
「認定補聴器専門店」は、聴力、補聴器の効果、補聴器から出る音など、補聴器に関する様々な値を測る機械が揃っているお店です。また、設備面だけでなく、調整(フィッティング)に関しても、4年間の補聴器講習・実務を経験し、資格試験を合格した「認定補聴器技能者」が在籍しています。
正しい聴力を理解していても、調整(フィッティング)技術が伴わないと、高性能な補聴器を使用しても満足いく聞こえにはなりません。補聴器選びで失敗したくない人は、「認定補聴器専門店」で「認定補聴器技能者」による調整(フィッティング)を受けましょう。
聴力測定とはどのようなものでしょうか?
聴力測定は、静かな空間で低い音(低音域)から高い音(高音域)の聞こえ始めの音を測ります。そのため、必ず防音室に入って行います。
イラストのような赤と青の2色に分かれたヘッドホンを装着して、右耳と左耳、片耳ずつ聴力を測ります。ちなみに、赤が右耳、青が左耳というのは世界で決められたルールです。聴力を測る機会があるときは、ヘッドホンの色を意識するのも楽しいと思います。
ヘッドホンを装着した次は、ボタンを渡されます。聞こえたら、ボタンを押して測定者に知らせます。聞こえている間は押し続け、聞こえなくなったら離してください。また、聞こえたら手を挙げて測る方法もあります。
実際に測っている様子です。ヘッドホンから流れる音を聞いて、ボタンを押して知らせます。聴力測定にかかる時間は5分ほどなので、すぐに聴力を知ることができます。
聴力測定することで、高い音だけ聞こえにくい、全体的に聞こえにくいなど、自分の聴力の傾向が分かります。
タスク補聴器は、全店認定補聴器専門店です。全店で聴力測定をすることができるため、正しい補聴器の調整(フィッティング)ができます。
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認定補聴器専門店 タスク補聴器