フィッティング(調整)について話します。
「補聴器は、フィッティング(調整)が重要です。」
初めて補聴器を使う人、現在使っている人、補聴器経験に関係なく全員に話しています。
それほど補聴器において、フィッティングという行為は重要です。
では、フィッティングって一体何なのか説明します。
フィッティングとは…
補聴器から出る音を決めることです。主に補聴器販売スタッフが行います。
使用者の聴力や主訴を聞いて、補聴器を快適に使えるようフィッティングをします。
つまり、フィッティングをしないと補聴器は使えないということです。
フィッティングの中身
では、フィッティングは具体的に何をしているのか説明します。
・音の大きさ
単純に音の大小を操作するのではなく、低音域(250Hzや500Hz)/中音域(1000Hz)/高音域(2000Hzや4000Hz)と音の高さごとに音の大きさを決めます。
補聴器の種類によって、音の大きさを決めるポイントの数は異なります。
ポイントが多い補聴器の方が細やかなフィッティングができるため、音も自然体に近いといわれています。
・快適に聞くための機能
補聴器には、騒音抑制機能や指向性といった補聴器を快適に使うための便利機能が様々ついています。
それも全てフィッティングで、機能の有無を決めています。
騒音抑制は、騒がしい場所でも快適に聞こえるようにする機能です。
補聴器によっては、周囲の雑音を抑え、言葉を強調するものもあります。
指向性は、聞きたい方向を選ぶことができます。
例えば、レストランでの食事。正面に座る人の声だけ聴きたい場合、指向性で前方の音だけを拾うようにすれば、言葉が聞き取りやすくなります。
・プログラム機能
補聴器から出る音をボタン一つで切り替えることができます。
お家用/外出用/会議用など、用途に合った音を作り、補聴器に記憶させます。
この記憶させる行為がフィッティングになります。
プログラムの切り替えは、使う人ですが、音を作るのは販売スタッフが対応します。
以上、3つがフィッティングの内容です。
どうして、フィッティングが重要なのか
フィッティングの中で最も重要なのが「音の大きさ」です。
音の大きさが使用者の聴力に合っていないと、聞こえるものも聞こえなくなります
そして、たとえ同じ聴力の人がいても、音の感じ方は人それぞれです。
1回目のフィッティングでぴったりと合う人は珍しいです。
始めの1ヵ月は、週に一度お店へ通っていただき、フィッティングします。
フィッティングを繰り返す事で、段々と聞こえやすい快適な補聴器へ変わっていきます。
なので、補聴器はフィッテイングが重要です。
また、フィッティングは人がすることなので、人によって音の大きさが異なる場合がございます。
フィッティング技術を持った者をご希望される方は、「認定補聴器技能者」をお願いしてください。
認定補聴器技能者は、資格取得まで4年かかる補聴器のスペシャリストです。
補聴器だけでなく、フィッティングに関しても幅広い知識と技術を有しています。
フィッティングのまとめ
補聴器にとって、フィッティングが大切か分かっていただけかと思います。
聞こえにくい、聞こえ過ぎるなど、補聴器を使ってみて気付く事もあります。
しかし、それらはフィッテイングすることで、解決する可能性があります。
タスク補聴器では、フィッテイング前後で、どのように変わったか、実際のフィッティング画面を見てもらいながら説明しております。
また、フィッティング代がかかることはございません。
お客様が快適に補聴器を使えるよう、誠心誠意対応いたします。
現在の聞こえにご不満をお持ちの方、満足して補聴器を使っている方、ぜひお気軽にお越しください。
認定補聴器専門店 タスク補聴器